「あの「湯川かえで」ってアイドルの娘。頑なに抵抗するから、遂にリング上に23時間いたんだよ。結局それからの収録全部すっぽかしっちゃって、業界干されちゃったっけなぁ…。」
「ま…まさか、かえでちゃんもこの企画にかかったって言うの!?」
優理は男のほくそ笑む表情ですべてを悟った。
(なんて事!!)
「お前も同じように、次の仕事がセッティングされているのさ!このままだと、「かえで」と同じ轍を踏む事になるな!!」
そうして、鬼塚はそこまで言うと、再び、腰をガクガクガクッ!!と、優理の股下で振る!?
「い…いやッ!止めなさい!!」
優理の額には汗が玉になって滴る。
しかし、その時、優理の目に飛び込んだ景色に、愕然とした。
「ああっ!真由ちゃん!!」
「せ、先輩!!」
リングサイドで待機していた後輩、工藤真由が芸人の二人に捕らわれていた。
(もう一人のノッポの芸人はセコンドだって言ってたのに!!)
「は…放して!!」
一人が、理沙を背後からはがいじめにし、片方が彼女のリングコスチュームの胸の縁に指をかけていた。
そうやって無言で睨みつける炯眼が、優理にさらなる圧力をかける。
(だ…ダメ!!真由ちゃんは、まだ経験すらないの!?こんな所で、モロ出しにされたら、タレントとして…いえ、女として、立ち直れなくなってしまう!!)
優理の脳裏には、自身の仕事の事、女としての自負、そして、目の前の真っ白な後輩が助けを求める姿が、ぐるりぐるりと回っていた。
「どうした!優理!おまえは、ただヤられてそれで、終わる女か!!後輩の弔いを果たさぬまま消えてゆくのか!?」
そして、鬼塚は一呼吸おいた。
「どうだ!!最後までイッたら、リングから離してやるぞ!ええ!?」
観客に聞こえぬ声で言い、腰を突き上げる度、優理の臀丘の丸みは弾け、全身がたおやかに跳ねる。
胸に実る果実が重力にさらわれ、不正円に歪み、ゆさりゆさり!と踊って観客を楽しませている。
優理の瞼が次第に閉じながら、唇はうっすらと半開きになる。
観客はその脱力した姿を見、“ああ、森下憂理が失神して崩れてゆくな”と確信していた。
公衆の面前でレイプされた女は、抵抗するも最後はこうなってしまうのかと、観衆はドラマ性も何もない完全なリアルを目の当たりにした。
と、その時、優理の艶やかな淡い朱の唇が震え、
「き…ち……いい〜…。」
と唇が動く。
「ひゃっはー!!何だって!?」
喜悦を曝しながら、力強く男は腰を振り抜く。
「はぅんあぁぁ…。き…気持ちいい…ッ!」
と、擦れた声で喘いだ。
その妖艶な苦悶はマイクを通し、鮮明に会場に響いた。
悩み考えた結果、優理は屈したのだ。
無慈悲なまでに肉棒が下から突くと、女は貌をのけ反らせ、ブルブルと妖艶に身振いした。
(実況)―なんと、言う事でしょう!?強姦されていた女が、快楽に堕ちてゆく。―
アナウンスも半ば信じられない様子で、瞬きを繰り返していた。
「そうだ!もっと感じてみせろ!!彼氏にどうやってサービスしてるか、ほら!やってみろ!!」
女は鬼塚のその言葉を受けると、自ら腰をカクリ…かくり…と、前後に振り出した。
名も知らぬ男を秘穴に食わえ込んだまま、最も女として清らかな姿を観衆に曝した。
観客は驚く。
無理はない。
彼らから見える彼女の姿はセックスを強いられているのではなく、自発的にしているのだ。
「そら!!どうだ!!貴様の身体は今、どうなっている!?」
「ああん!!ち…膣にペニスが入って来るゥゥ――!!」
亀頭のカエシが、肉筒の中をかきまわす度、女に悩ましい苦痛が、波のように寄せては返す。
男がマイクを装備していない理由はここにあったのだ。
互いの発した声は、皮肉にも優理の声のみマイクを通し会場中に響き渡る。
「どこだ!!どこが感じる!?」
「あはんッ!!あはんッ!!奥が…奥が感じるぅぅぅぅ――!!」
男に躍らせれるまま、
「いいわ!いいわ!久し振りに男が入るゥゥゥゥゥ―――!!」
「強く突いてェェェェェ――!!もっとちょうだいィィ!!」
などと、まだ純白を多分に残す女には、火を吐くような恥辱的な言葉を強いられた。
下の男は上半身を起こすと、腕で優理の脚をすくい、女を押し倒した。
背中からマットに転がった女は、そのまま両脚を持ち上げられ、男がその脹ら脛を肩に背負うと、高々と腰を振り上げながら、肉槍を女の胎内へ打ち込む。
優理は身体がくの字に曲がりながら、ひぃひぃひぃ…と苦しそうに喘ぎ、溢れる愛液を秘穴から垂らし、桃尻に伝わせた。
(実況)―女とは、女とはこれほどに身勝手な生き物だったのか!?自身がレイプされていた事など微塵も覚えていない有様。恥ずかしながら小生齢37歳。この年まで女というモノの素顔を知りませんでした。―
実況の声が興奮と、生SEXの迫力に押され、震えていた。
「優理!もっと、もっと俺達二人の作品を観衆に見せてやろうじゃないか!?」
そう鬼塚は言いながら、優理の腰を両手で持ち上げるや、女の身体を反転させた。
一転、優理の身体は背中を上に、腹を下に転じマットに這いつくばった。
「ひんぎィィィィィィィ!!」
優理は演技などではない、絶叫を咄嗟に吐き出した。
男のおぞましい肉塊が自身の膣内でぐるり!と回転したのだ。
男の一物には絡みつく不規則な肉洞の感触が天と地、左と右が一気に逆転した。
女は気がつけば、膝をマットに着き、臀部を突き出した格好でバックから、貫かれていた。
豊かな尻の丘陵が、たぷたぷ波打つ度、女は悲鳴をあげ喘いだ。
最初、くぐもった喘ぎ声は終いには、甲高く変わり
「はふゥん!ああん!いやぁぁん!いいいい――――!!!」
と、艶めかしく鳴き叫び、快楽の表層を滑り落ちてゆく。
「もっと、もっと色々な体位を試してやりたい!」
そう思う鬼塚は一転、優理の上半身を抱くと、女を自身に座らせたまま、起こした。
そうして、肉棒を差し込んだまま、女の上体と共に、自身も寝そべった。
結合したまま、男が寝、その上に女の身体が寝た格好になったのだ。
カメラは目まぐるしく変わる体位に着いて行く為、リングの外は慌ただしさを極めていた。
レンズが新たな秘唇を捉える度、その体位特有の歪み方をした性器が映り、観客はリングとスクリーンの両方を交互に見ている。
うおおおおおお…!
唸った観客の目には、横たえた故、視界の開けた、優理の秘部を見た。
花が開き、男がその芯へ飲まれたままだ。
腰を引き突きする度、濡れた男が引き摺り出され、そして押し込められ消えてゆく。
鬼塚は右手で女の乳房を掴み、左手は淫核へと伸び、指先が真珠を激しく責め立てる。
円を描く指運動で萌芽したパールピンクがスクリーンに一杯になった。
もう堪らんとばかりに、優理が悶えれば、男は儀式のように、腰の回転を速く上げてゆく。
鬼塚は優理の耳元で
「さあ、イケ!イッたら中に出すのは、簡便してやる!」
と、脅迫めいた文言を放ったのだ。
優理にはあまりにも高いハードルだと思えたが、会場すべてが、いずれ訪れるそれを望んでいるのだろう事を一瞬にして悟った。
そして、
「ああん!…ひぐぅ!」
と、身を震わせ始めたのだ。
遂には、連続した長い喘ぎへと紡がれた。
「ひいッ!ひいッ!ひいッ!!いくゥゥゥ――!!あ…あは――――――――ッ!!」
そうして、悲鳴を吐き出し、男の上に背中を横たえ寝たまま、優理は全身を、ビクビクッ!!ビクビクッ!!と、悶え感電したかのように痙攣させた。
(実況)―震えた!身悶えた!!森下の視点は宙を漂い、定まらない!女がついにイッタぁぁぁぁ!!―
興奮した実況がやけに空しく優理の耳に届いていた。
「うッ!うッ!!あはんッ!!」
とその後、余韻を醸し、女は断続的に身震いしていた。
「イッタ事なんてあるのか!?」
耳元に、男が聞いてきた。
「ない…わ…。」
優理の声はマイクでも拾えない位に小さく消え入りそうであった。
「AVでも見て真似て、演じたのか!?」
その男の問いに優理は頷いた。
「25(歳)にもなってイッタ事ないなんて、みんなが知ったら笑われるぜ!!」
男が最後に女を馬鹿にすると、体を起こした。
そうして、全身を解かれると、女は果てるように、マットに転がり、レフリーの判断で試合は決着した。