〜期待〜

「あ…ッ!はぁんッ!」
女は抑えきれない喘ぎを微かに漏らした。
(く…悔しい!!)
真奈美は瞳ばかりか、膣の中まで潤んでくる自分が情けなかった。
(手を抜けば感じなくても済むけど…それじゃ、魅力が削がれてしまう!結局連中をここで足止めしなければ意味がない!)
真奈美は板挟みになった状況でも、常にプロとして己を犠牲にするしかなった。
肉体は熱を持ち、それに抗うように下腹部を締め、膣口からは蜜が零れないように懸命に努めた。
「婦警さん!そろそろ、オマンコ開帳といこうか!」
「女の子の入口を生で見せてもらおうか?へへへ…!」
男の容赦ない注文が真奈美に突きつけられる。
(うう…!今すぐ逃げ出したい!)
真奈美は胸を這う手を、再び股間へ寄せる。
ゆっくりと寄せる。
彼女の両手は性器へ達すると、指先を左右の襞を捉えた。
(この間に事態は好転してくれれば…!?ああ、小金沢…まだ?)
すると、ガガ…!と電波の雑音がなり、無線が入った。
『小金沢です…!』
(ああ!助けて!)
真奈美は任務の中でもこんなに、自分の為に何かを期待した事はなかった。
『その……人が多くて…一度、人の波が引くまで安全が確認できません!このまま待機でお願いします!』
その一言で、真奈美の淡い期待は泡沫と化した。
そして遂に、真奈美の指に力がこもると同時に、粘膜の扉は左右に開くに至った。
朱の鮮やかは女体の中で異彩を放ち、湖面のようなヌラヌラとした被膜が輝きを返し、男たちの前に現れたのだ。
しかし、さらに女にとって、屈辱的な光景がこの後に待ち受けていた。
自ら扉を開いた為、膣口の圧迫が緩み、なんと、内在していた蜜の束がドロリと溢れ零れたのだ。
「うひょ〜〜!!」
男たちは喜悦した。
(ああッ!!そ…そんな!)
真奈美自身にも、股間を這うねっとりとした違和感が感じられた。
花の芯から透明な分泌物が流れ、蟻の門渡りへと伝ったのだ。
(お願い!見ないでぇぇ!!)
真奈美の視界には、捉える事が出来ないが、かさがざ…と、男の衣類が擦れる音が聞こえる。
「ちょっと、これ変わってぇな…!」
拳銃は主犯の男から大男に渡った。
「うわわ…、オレ、はち切れそうや…!」
喜悦する主犯のセリフを聞き、真奈美の中に善からぬ想像が広がる。
すると、男の指が真奈美の股間へ伸び、垂れた蜜を丁寧にすくったのだ。
「ひぃぃ…!!」
性器の間近を這う下卑た感触に悪寒が走る。
「淫乱婦警さんの愛液が、ほら、ペニスに……ソーセージにシッロプかけたみたいやなぁ…!」
(へ…変態ぃぃ――…!!)
真奈美は、叶う事なら耳を覆いたい気持ちだった。
ここまで聞けば、姿を見ずとも、男の行為は明瞭であった。
真奈美の分泌物を己のペニスにまぶしているのだ。
否、それ以上に、直視に値しない低俗な光景だ。
「婦警さんの蜂蜜…温かいなあ…体温が伝わるわ…オレの全てを包むようや!」
男の一言一句が耳に入る度、女は身震いした。
「もっと一杯、蜜が欲しいのぉ…!」
すると、突然、真奈美の淫核に濡れる生温かい弾力が密してきた。
(え?何?)
すると、それを追う様に、上唇と下唇がむにゅり!と、真珠を抱いたのだ。
「ふぅんぐぃ!」
真奈美は思わず下半身を浮かせてしましそうだった。
クリトリス目がけ、男が愛撫してきたのだ。
男は二枚の唇で女の急所をついばみ、さらに尖らせた舌で以って芯をなじってくる。
耐えきれず、真奈美が脚を閉じてしいそうになると、こめかみの銃口がぐりり!と一層強く突きつけられる。
真奈美の視界は天と地を覆し、ぐるぐると回る。
身体の芯は熱をもって女を翻弄するにも拘わらず、肌の表層は悪寒が走り、凍てついている。
その内側で火照る熱が、また下腹部へ集積され、男が待ち受ける指の先へ、まるで鶏が卵を産むように、愛液が落ちてゆくのだ。


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