やや、上体を起こすと、今まで乳房を覆っていた右手を下げた。
すると、さくら色の乳頭が露になった。
17歳の少年の目には、ルビーの輝きを見た気がした。
それは遠く眺める様とは一線を画し、乳首の先端にある、つぼんだ小さな口まではっきりと見えるではないか。
(ああ…鈴江さんの…母乳の出口だ…!)
鈴江は、両手で乳房を掴みと、狭間にペニスを抱き込んだ。
先ほどの口淫とは質の異なった、液体を溜めこんだシルクの柔らかな袋で包まれる感覚がある。
鈴江が舌を出すと、ひしめく谷間から顔を出す肉頭をペロペロと舐めた。
(うッ…うッ…!)
大人の淫靡な世界に翻弄され、光俊の息は荒く、その舌の動き一つひとつに身悶えた。
(どこで覚えるのだろう?こんな事を…!こんなズルイ事を大人同士でやっているのか…!?)
むんずりと形を歪め、官能的な温もりは彼女の運動に伴い、滑らかな摩擦が少年を称えるのだ。
右の乳房を上げると左の乳房を下げ、左の乳房を上げると右の乳房を下げる。
まるで自転車のペダルをこぐような左右の連動の中で、ゆっさゆっさと踊る肉房に押され、弾かれ、ペニスは揉まれてゆく。
時折、津波に飲まれるように、豊乳の中へと亀頭は姿を消した時、一番敏感な場所を母性の証で刺激されるのだ。
「ほら、旦那にしているように、息子にもサービスするんだぜ!」
「い…いえ、旦那はもう…。」
「涸れちゃったってか?」
男二人の笑いがおきた。
「昔、彼氏とかにもサービスしたんだろ?思い出してヤレ!」
すると、鈴江は、乳房の運動に加え、上体を上下し始めた。
深く、深くペニスを抱き込み、あらん限りのサービスを義理の息子に与えるのだ。
すると、光俊の内腿の奥が、ある違和感を拾った。
(え…?)
すると、そこには鈴江の勃起した乳首が肌を撫でているのだ。
先の尖った桃色の弾力物が、くすぐるように、シュッ!シュッ!シュッ!と肌を掠める。
柔らかさと硬質な弾力。
相異なる二つの存在が、少年の股間で踊るのだ。
ペニスの先からは、蜜が滲む。
(助けて…!)
少年は、今にも崩壊しそうな理性を必至に抑え、抗っているのだ。
ここで射精すると、強盗たちにも笑われ、家庭内で義母との関係は修復が不可能になるのではないかと胸を痛める。
鈴江にしてもそうだ。
息子を射精にまで導いたとあっては、母として顔を向け合う事もできないだろう。
勃起してしまう事は百歩譲っても、終焉に及んでは罪なのだ。
本当は、こんな形で己の欲求を満たしたくはなかった。
決して結ばれぬ間柄であったとしても、互いが愛しさの中で抱きあうような喜びが望みであった。
ただ、想いを寄せた相手が義母だっただけなのだ。
その時、黒覆面の男が、口を開いた。
「次は、挿入してもらおうか?お二人さん!」
鈴江と光俊の息が一瞬止まった。
恐れ慄きながらも、遂に来るべき時が来たのだ。
(射精に至らずとも、本番行為に及べば鈴江さんとの関係は…!ああ…!)
オスとしての下半身の喜びと、息子としての切なさが、まるで寒流と暖流のように光俊の中でぶつかる。
その時だった。
遠くからパトカーのサイレンが鳴り、近づいてくるのだ。
「なんだ!?」
「まっすぐにこっちへ来るんじゃないか!?」
強盗が取り乱した。
義理の母と息子を辱め、いい気分に浸っていた時に水を差された。
突然にして、現実に戻された感がある。
茶色の覆面の男は鈴江を見た。
すると、彼女が「残念ね!もうすぐ警察が来るわ!」と言い放ったのだ。
「いつ通報したのだ!?」
「深夜12時までに、旦那に連絡しないとそういう事になっているの。母子だけで留守してるんだもの、当然でしょ?」
光俊も驚いた。
遠くにいる父が通報したのだ。
二人の強盗と共に、光俊も壁にかかった時計を見た。
時刻は12時2分だった。
「そういう事だったのか!くそッ!上手くやりやがったな!」
男たちは捨て台詞を履き、慌てて外に飛び出していったのだ。
鈴江と光俊は二人、室内に取り残された。