〜通報〜

「きゃぁぁぁ…ッ!」
茜たちに覆いかぶさるように、背後から女性の悲鳴が聞こえた。
振り返れば、花火見物に来ていた女性の一人が、裸の二人を見つけ、驚いたのだ。
表層は凍てつき、両手で口元をおおった彼女は立ちすくんでいる。
その悲鳴に気づき、さらに、茜たちのシートへ注がれる視線の数は増えた。
「やばぁ…、女に気づかれたとあっちゃぁ、そろそろ潮時かもね。」
こういった引き際への“匂い”のようなものに茜は敏感な女であった。
その能力はたいがい、悪事を働いた時に冴えわたる傾向を本人も熟知していたし、過去の経験を見ても、明らかであった。
これ以上、事を大きくすれば、警察沙汰になりそうな予感がヒシヒシと頭を打つ。
公然猥褻は彩加とこの男にかかるのだろうが、クスリだけは、茜たちも関与してい、追及される可能性が高い。
場の空気は熱気と寒気が混濁し、渦巻いていた。
茜の心配を他所に、甲高い奇声を発し男はさらにヒートを上げた。
男は彩加の腰に手を回す、ひょいと自分の腰に乗せた。
彩加を持ち上げ、腰が浮いた瞬間、男の腰が彩加の下に滑り込んだのだ。
男と彩加の距離はさらに縮まり、豊かな乳房が男の胸板の上で、ぎゅぎゅぅぅ…と“おしくらまんじゅう”のように潰れた。
「きゃぁんッ!」
驚きの声を発した彩加は、何かにしがみ付こうと、両手で男の首に回したのだ。
誰がどのように見てもカップルであろう。
これが、個室で行われていればの話であるが…。
しかし、男の行動は茜の想像の枠外にあった。
「ぬぐぐ…こ、これはすごいッ!」
男は彩加の締めつけ、腰のくねりに興奮するや、彼女の両脚の下から腕をくぐらせ、ひょい…と持ち上げ、そのまま立ち上がってしまった。
ああッ!と驚き、彩加の大きく開いた2肢が頭上に留まった時間さえ、わずかであった。
男の足は、茜たちのシートを飛び出すや、スタスタ…スタスタ…とどこへやら走るではないか。
当然、目の前を裸の男女が過れば、人の目を引くのだ。
彩加の両手は振り落とされまいと、男の首に強く抱きつく。
走るたび、上下する腰は、自然と男の肉を吐きだしつつ、腰が下りるや、肉塊を深く飲み込んだ。
「んあっ、ひやぁ……っ、あっ、あ! はぁあ…………んっ」
彩加は喘ぎ、貌をかかげ黒髪は宙を踊り、白い首筋を張ったまま、全身を引き攣らせつつ悶える。
“うわわぁ、あの女の子、高校生だよッ!”
“彼氏?バカじゃねぇか…、おいッ!?”
男の姿は、茜の視界一杯をぐるっと右から左へ回って、元の場所へ、好奇の目をも引き連れ、帰ってきたのだ。
「おっとと、その真ん中、開けてもらえるかなぁ?」
男はシートの真ん中に彩加を寝かせると、勢いをつけ、腕で担いだ脚を肩に乗せるや、腰を叩きこむ。
茜の目の前を、天から突き下りるように、肉棒が彩加を襲うのだ。
「ちょ、ちょっとアンタ、何やってんのよ。みんなこっち見てるじゃない。」
「ああ、そうだな!」
しかし、男が茜の苦情に意を返す事はなかった。
「こんな可愛い女子高生が、オレの為に一発やらせてくれるんだ。世界中にありがとうって言いたい気分だよ。」
男は、上体を起こすと、一転、彩加の身体を反転させた。
まるで、お好み焼きをひっくり返すように、簡単に彩加は四つん這いになった。
そして、男は抽送を放つ。
彩加の背中が、橋梁のようにしなやかにさざ波を生み、しかし張り詰めてゆく過程に周りの目は女の昂りを認めた。
「阿久沢、堀越…たぶん、このままだと通報されるわ、帰る準備するから。アンタたちも準備しなさい。」
茜は男たちの尻を叩いた。
その時、男の屈強な身体が反転したではないか。
ペニスは彩加とつながったまま、頭がシートに接近し、上半身は腕立て伏せのように低く、しかし両脚は、猛牛の角のように天へカーブを描き伸びるのだ。
男の全身は、鯱(しゃちほこ)となった。
筋肉をまとう上腕二頭筋に物を言わせ全身をコントロールし、鯱のままペニスを彩加にズズズ…ッと飲ませては、引くのだ。
「ひィィィ…ん、んはッ!ぬふふゥゥ…ッ。…ッ…ッ…ッはぁん!」
男は、鋼のような身体を見せつけるだけの事はあった。
彩加は確実に、アクメの頂きへと押し上げられてゆく。
時折、男はペニスを限界まで引き抜くと、長いストロークで最奥部まで一気に挿しこむと、彩加の肩が、背中が、びくびく…ッと激しく震えるではないか。
葡萄畑のように天井から下がる胸の果実は、ぷるぷるる…んッ!と弾ける。
再び、鯱は全体重を腰に乗せ、彩加に覆いかぶさってくる。
彼女は健気に、それを丸く張った綺麗な双臀の丘で受け止めるではないか。
気が狂った女子高生と思われても仕方ない姿。
肉と肉が衝突する、ぱあぁぁぁん…ッと破裂にも似た音が高々と響く。
「どうでした?僕の18番。吠える鯱…。はははは…ッ!」
男は大衆の目を満足させるや、態勢を戻し、後ろから彩加を突く。
数回、彼女を揺さぶると、腰の回転は速度を上げた。
「ああ、ん…はぁんッ、ひィ…ひィ…ひィ…!うぐっ……うむむっ……!」
彩加は周りの目も憚らず、鳴いた。
「どうだ、お嬢ちゃん、イキそうか!?」
男は自慢の亀頭で、何度も何度も、彩加の膣道を広げては、胎内を苛める。
まるで、クラスに一人いるガキ大将のように、威を放ち、女の秘部を責め上げるのだ。
隆々とした筋肉は狼のように獣であった。


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