由香里の優しい眼差しがずっと、今井の目を見つめたまま離れない。
今井はその綺麗な二重瞼に彩られた瞳に、吸い込まれそうな錯覚を覚えた。
見つめ合うまま、由香里の手が今井のベルトへかかると、カチャカチャとバックルを緩め解いた。
今井が由香里に顔を近づけ唇を寄せると、由香里も目を閉じながら唇を求め、互いに重ねた。
互いの心に愛など無く、身体のみ求める世界に落ちてゆく。
そして上唇と上唇、下唇と下唇が抱き合う。
すると由香里の舌が今井の口に潜り込み、円を描き、唇の内側から外にかけて愛撫してきた。
今井もそれに合わせ、舌を由香里の唇の上から下、そして舌へと闊歩させる。
そうしながら、由香里の指先がズボンのチャックをつまみ、ツツツー…と一番下まで下ろしてしまう。
「今井君、脱いでごらんよ。」
小声ではあるが、由香里の熱い吐息がささやく。
今井は促されるまま、ソファーから僅かに腰を浮かし、ズボンを脱いだ。
Gパンが2肢から抜かれる。
由香里がシートから滑り降り、床に膝をつくと、今井のトランスに両手をかける。
無言まま、今井が再び腰を浮かせると、そのまま下着はスルスルと下ろされ、ズボンと同じ轍を通った。
暗闇の中で柔らかな漆黒の毛が、腕を伸ばす様に宙に広がる。
その中から男の証が首をもたげて由香里を出迎えていた。
由香里は跪いたまま、今井の大きく開いた両脚の間に顔を沈めた。
5指で摘む様に横たえた肉茎を握ると、抱き起こしながら由香里は舌を先端の鈴口に這わせた。
「ううっ…。」
今井は思わず喘ぐ。
性器に異性の触手が這う事に喜悦を覚える。
「ふふふ…。」
由香里が今井の反応を伺い、微笑んだ。
亀頭の頭から螺旋を描きながら下り、くすぐる様に、クルクルと舌が踊る。
次の瞬間、チュポンと音をたて、萎んだままのチューブを全部口に含んだ。
「はうっ。」
唐突な口撃に腰をよじり今井の息が荒くなる。
貌は後ろにもたれ、天を仰ぐ気持ちよさに酔ってしまう。
今井は気を取り直す。
懸命に視線を由香里に向け、耐えなければならなかった。
自身のメガネの縁にレンズの穴が据え付けてあるが為、目線で被写体を追わなければ目的の画が撮れない。
阿部先輩を収めなければれば、意味が無いのだ。
首の角度を調節しながら、レンズは由香里を捉える。
彼女の口の中で、今井の肉は転がされる。
波の様にうねる舌と、収縮を繰り返す左右の頬肉が今井自身を翻弄し、その緩急が男の欲望を揺すり起こす。
ムクムク、ムクムクと男の大事は、女の口内で膨張し屹立せしめた。
男の本能、下心を映し出した勃起なる姿を由香里は楽しんでいるようにも見てとれた。
張り上がった肉は、その全部を持て余すかに彼女の口を内より圧する。
すると、由香里の頭が上下にせわしく動き出す。
今井はそれを眺めながら、慶介の事を思っていた。
今、自分のペニスを愛撫する女子は親友の片想いしている女性なのだ。
この姿を見てもまだ、彼はこの娘を愛するのだろうか。
今井は上半身のみを起こすと、その両手を阿部先輩の頭に乗せた。
髪を撫でつつ、掌全体で頭を抱く。
その手が、次第に彼女の髪の襟足に及び、両肩を撫でる。
指先が彷徨いながら、肩から脇の下をくぐると、左右から回り込み、両手が由香里の乳房を掴んだ。
「うぅん…。」
肉棒を頬張った彼女の口から艶めかしい声が漂った。
キメ細やかな綿地に包まれた柔丘は、男の手に優しく泳ぐ。
プニプニとした表層面の感触は下に潜むブラジャーの微かな硬質と共に今井の手で遊ぶ。彼女の両脇腹の布を摘むと、スルスルとTシャツをたくしあげた。
幕が開く様にシャツの裾から肌が現れ、臍が見え、布地がシワを重ねる。
ついに裾が女の膨らみを越え、胸上にすべてわだかまる。
双丘を包む色は薄いピンク。
可愛らしいレースが飾られたブラだった。
今井は彼女の背面へ手を回し、結束を解く。
パツンと弾けると、正面のお椀がプラリと宙を泳いだ。
素肌とカップの隙間に今井は手を潜らせる。
そして、グイッと指に力を込め、肉を抱え上げると、母性の証がムンズリと手に乗ったのだ。
今井は驚いた。
温もりを持ったシルクの手触りが掌全体に満ちてくる。
見た目以上に実りの良い果実に心が浮き足立つ。
Eカップ位はあるなと推測した。
逆手が故、親指・人差し指・中指で根元から乳房を絞り持ち上げ、薬指で先端の突起をなじる。
素の肌を、グリグリ、グリグリと指先でこねくり回すと女の乳頭は、いとも簡単に立ち上がった。
「阿部先輩のも舐めさせて下さいよ。」
今井はそう言いながら、体をソファーに真横に寝かせた。